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第36回 アベノミクス

安倍首相が第二次安倍内閣を組閣してから約一年。その国民生活への影響は毀誉褒貶ともにいろいろと議論されてきましたが、なかでもアベノミクスという言葉を聞かない日はないと言ってもいいでしょう。しかし、それではアベノミクスとは具体的にどのような政策なのかと問われれば、(私も似たようなものですが)返答に窮する方も多いのでは。
「仕組みは何だかわからないが、とりあえず景気を良くしようとする施策」と受けとめられている感すらあるアベノミクスは、安倍首相が三本の矢という言葉を頻繁に用いるように、大まかに言って「大胆な金融政策」・「機動的な財政政策」・「民間投資を喚起する成長戦略」という三つの政策方針のことを指します。それによって家計や経営が上向き始めたという声もあれば、まったく実感が湧かないという声もそれ以上に耳にしますが、さて皆さんはいかがでしょうか。
ところで、安倍政権やアベノミクスへの賛否はさておき、なぜこのような政策が採られたのかということを少し考えてみると、とりもなおさず「失われた二十年」を取り戻そうという視点が背後に存在することがわかります。そしてバブルの終焉を経て今日に至る約二十年の低成長時代の間、葬祭業の仕事も、葬儀のありかたも、また業界の構図もかなりの変貌を遂げてきました。
それは逆に、待っていても顧客が来てくれる時代がすでに遠い日の話になってしまったことを示唆していますが、一方で良かれ悪しかれ全てを景気のせいにするのは少し違う気もします。アベノミクスの成否がどちらに分かれようと、あるいは景気の全体的な傾向がどうなろうと、私たちは昔から着実で誠意のこもった無形のサービスを根本としてきたはず。景気の動向でサービスの水準が大きく上下すると考えるのではなく、いつでも変わらない気概と技術で日々の仕事に臨みたいものです。