第47回 還暦の初心 |【公式】ご葬儀のことは全葬連(全日本葬祭業協同組合連合会)へ

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2018.04.16
(更新:2025.03.31)
コラム

第47回 還暦の初心

column

  今回のタイトルをみて、「あれ、還暦とは私のことだろうか」と思われたベテラン勢の読者もいらっしゃるかもしれません。まずは、その方々に心から祝意を表したいと思います。
  今日では「満」と「数え」が入り乱れているので、六十歳でお祝いする人と、六十一歳でお祝いする人の両方がいるようですが、いずれにしても還暦と言えば六十年という長い人生を経て干支が一巡すること。はじまりに戻る、つまり赤ちゃんに戻るということで、還暦を迎えた方に産着をあらわす赤い頭巾やちゃんちゃんこを贈る風習が今でも残っているのは、読者の皆さんもご存知でしょう。
  さて還暦といえば、全葬連も今年で六十周年。人間で言えば還暦を迎えるほどの歴史を重ねるに至りました。おそらく設立に漕ぎつけるまでの苦労は、現在の私たちの想像を絶するものがあったことでしょう。しかし先達の方々の使命感はそれを乗り越えて、着実に発展を受け継いでいます。
  もちろん、この六十年の間にはさまざまな紆余曲折や苦悩があり、決して平坦な道のりではありませんでした。やや語弊のある言いかたとはなりますが、単に同業者を束ねて意見を集約するだけの団体であったならば、もしかすると六十年という長きにわたる存続は不可能であったとも考えられます。やはり、その歴史のなかに「業界の健全化」を目指した人びとの努力があり、消費者に向けて葬祭業の意義と公共性を発信し続けた不断の取り組みがあったからこその六十年と言えるのではないでしょうか。
  そして、人間ならば還暦はそろそろリタイアという年齢ですが、全葬連と葬祭業の役割は現代社会のなかでますます重要性を帯びてきています。これを契機として一人ひとりが初心にかえり、先人への敬意とともに清新な気持ちでさらなる飛躍を――全葬連六十周年の今年がそんな一年になるように、私も気を引き締めて臨む所存です。

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