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第59回 新たな気持ちで

いよいよ新しい一年が始まりました。年が明けても何かと慌ただしく、ゆっくりと新年を祝うこともできないという方も多いかもしれませんが、何はともあれ最初が肝心。年の初めには、やはり清新な心もちで万事に臨みたいものです。
ところで、新年は一体いつから始まるのでしょうか?「元旦の午前0時に決まっているじゃないか」という声が紙面の向こうから返ってきそうですが、たしかに現代の感覚では日付が変わるのは真夜中の午前0時。新年も一月一日の午前0時から始まるという考えが普通でしょう。そう言えば大晦日のテレビ番組でも「あけましておめでとうございます」の第一声が出るのは午前0時です。
しかし、昔は一日の始まりを日没とする感覚もあったので、実は大晦日の夕方あたりからすでに正月は始まっているという説を時折見かけます。さらに加えると、昔から今に至るまで、通常の生活のサイクルで一日の始まりと言えば太陽がのぼる朝。というわけで、新年は早朝に初日の出を迎えて始まるという考えもありそうです。
「昔」をいつの時点に定めるかによっても考えかたは分かれそうですが、私見を述べるならば、どれも一理あるといったところでしょうか。ただし、明治時代に太陽暦(新暦)が導入されて社会に浸透するまでは、現在のように一般の人びとが正確な時計を持っていたわけでもなく、また多種多様な暦が存在していました。しかも、その多くは月の満ち欠けを基準にしていましたから、そもそも一日の長さすら季節によって異なるのです。
そう考えると、年があらたまったという清らかな気持ちになったときが新年の始まり、と言えるかもしれません。葬祭業の仕事は日夜途切れることなく続くものですが、やはり正月には身も心も清々しく整えて、これからの一年を迎えたいものですね。今年も皆さまにとって、よい年でありますように。