第70回 除夜の鐘が響けば |【公式】ご葬儀のことは全葬連(全日本葬祭業協同組合連合会)へ

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2020.03.16
(更新:2025.03.31)
コラム

第70回 除夜の鐘が響けば

column

  この季節になると毎回同じような嘆息を漏らしている気がするものの、時間の経つのは早いもので今年もあっという間に年の暮れとなり、もう少しすると大晦日。今年もあちらこちらで除夜の鐘が響きわたることでしょう。
  ところで私は以前、期せずして除夜の鐘を突く「予約権」を手に入れたことがあります。最近では少しばかり珍しい部類に入るのでしょうが、私は結婚を仏式で行いました。妻とは生まれが同じ地域で、私たち夫婦も含めて近隣の老若男女に親しまれている古刹が近くにあったため、お願いしてみようかということになったのです。そして結婚式の申し込みをする段になると、ありがたいことに「ご希望があれば新郎新婦は優先的に除夜の鐘を突くことができますよ」というお話をいただきました。というわけで、鐘を突くため寒い中で行列に並ぶ他の方々には申しわけないと感じつつも、思いがけない好意にあずかったとは言えるかもしれません。もっとも、後でそのことを知人に話したら「除夜の鐘というのは煩悩を払うために突くのだから、君たち夫婦はよっぽど煩悩にまみれていると思われていたのだろうな」と言われましたが……。
  そんな冗談はさておき、大晦日の風物詩として最たるものとも言える除夜の鐘ですが、最近ではもっぱらテレビで見るだけで自分では突いたことがないという方も多いのでは。たしかに紅白歌合戦の華々しい終演から、打って変わって厳かに除夜の鐘が鳴り響く光景にテレビの画面が切り替わるのも現代の年末年始を彩る一つの風物詩であるとは言え、それだけでは少し味気ない感もします。
  師走を迎えて私たち葬祭業の仕事も一層慌ただしくなるのが常ですが、今年と言わずにたまには除夜の鐘を突きに出かけてみるのはいかがですか。旧年を振りかえり、新年に向けて清らかな思いを新たにするには良い機会かもしれません。どうぞ、皆様よいお年をお迎えください。

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